石川顕氏談…【カニ族とは??そうです僕が子供の頃、1960 年代後半、北海道に大きなコットンのリュックサック背負って旅行する人たちがたくさん都会から押し寄せました。簡単にいうと日本最初の「フーテンのバックパッカー」です。ちょうどウッドストックの頃です。オレゴンやシアトルなどの北に向かったヒッピーたちと同じかな。大きな薄汚れたオレンジ色のリュック姿が、北海道の人が見慣れている毛ガニの甲羅に見えたんでしょうか。電車で旅する彼らは狭い通路を歩く時、横になって歩くからとも(笑)諸説ありますが。そんな時あのテンベアがいつものパラフィン加工のコットンの四角いリュックを作っていました。これ「現代ヒッピー・バックパック」にできないかと、、、、。だって当時からみても装備は軽く小さいだろうし。このあたりはムーライトギアの千代田くんや鵜飼くんとミーティングしました。機能美を見せつけるものではなく、あくまでただの袋のリュック。使いかたはその人次第。何せ今のエベレスト行く登山家のスペックのやつを街で使うんじゃなくて、布の三角テントでキャンプするラルフローレンなボーイスカウト・スタイル。あくまで「旅人」がイメージかな。ですから僕らはその既存のリュックに荷物目一杯詰め込んだ時に、余裕を持ってバッグを締めることができる皮ベルトの留め金を追加したくらいかなんです。だけどそこでは重要なことはストラップです。本当に歩きまわたいだろうし、軽い登山んもするかもしれないし、、、、そこで乱暴にもあのメッセンジャーバッグなどスポーツをルーツに持つ「フレドリックパッカーズ」の岩上さんに相談です。もう直球で、前から作ってるシートベルトにフエルト挟みこんんだリュックのベルト使わせてください!と言ったらすぐに「はい。どうぞ」と。バッグ製作者同士、結構ハードル高いし、神経質な話なんんですが、岩上さんのお嬢様が「テンベア大好き」なの知っていましたから喜んでくれるだろうと。そしてもうひとつついでに、「レインカバーなんて作れますか?ゴムである締めるタイプで他の自分のリュックにも使いたい。」テンベアとフレドリックパッカーズとムーンライトギアと鵜飼くんが作った北海道を意味する DO ULTRA HEAVY のロゴを刺繍で入れたい。雨降っても飛行場のベルトコンベアで回ってる時、誰よりも目立って楽しいやつを!なんか調子いいこと言っていたらできちゃいました。鵜飼くんにはもうひとつ「クラブ・ニューカニ族」のワッペンデザインを考えておいてねと。できちゃった!!!「The Crab hill Tribe 」カニ山岳種族。いやいや僕らは「クラブ・ニューカニ族」】